「おせん」其之十五
きくち正太 イブニングKC 講談社
前巻からの「後継ぎ」問題が継続。
純さんはちゃぶ台ひっくり返してきちゃったのね。まぁそれで正解w
あれだけ愛情のこもった「バカ」はそうそう見れないよなぁ。さすが親方。
グリコさんちのほうはなかなかややこしくなってるみたいだし。
真子さんがこれからどうするかも見物かな。
そして「本枯節」。
こういう話ってのはきっとあっちこっちにあるんだろうなと思うとちょっと寂しいね。
いろんな人がいろんなところで戦ってるんだろうな、時代と。
でも確かに自分自身振り返ってみると、だしの素とか使っちゃってるわけで
そもそも鰹節ってあんまし好きじゃないから、削り節も滅多に買わなかったりするわけで。
ちなみにうちにある糸けずりかつおぶしは「かつおぶし削りぶし」でした。
いいもの作っても売れなきゃ続けられない。それが現実なんだよねぇ。
でも、ちょっと前の時代ならいざ知らず、今のインターネットの時代
少しずつだけど作る人と買う人をつなぐ場所も増えて来てるなってのも
楽天とかで見てるとちょこっと感じたりもするわけで。
あとはもう違いのわかる人を育てなきゃどうにもなんないんだろうなぁ。
続きがすっごく気になる。
「Books」カテゴリーアーカイブ
「旅立つマリニア」グイン・サーガ120
「旅立つマリニア」 グイン・サーガ120
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
今回は涙が止まらなかったなぁ。
なんかねぇ、あっちもこっちもいろんな面倒をそれぞれ抱えてて
それを何とかしようと一生懸命なんだよねぇ。
まぁでも今回のメインはやっぱりリンダとフロリーの会話なんだろうなぁ。
おかげでマリウスの腹も据わったし(笑
リンダとフロリーはいつかまた会って思い出話に花を咲かせることができるんだろうか?
・・・たぶんできないんだろうな。と言うかおそらくもう二度と会うことはないかもしれない。
何年かしてフロリーがパロに来ることがあるとしても、王宮には入れないんだろうなぁ。
全てをありのままに受け入れて、その中で自分ができることを精一杯やる強さ。
そう、それは「強さ」なんだよな。
ただ流されるのとは違う。たとえ他に選択肢がなくても、それを自らの意思でやる、というのと
他に選択肢がないから仕方なくやる、のとじゃ結果が全然違ってくるんだよな。
その違いを説明できる人は少ないし、そもそも違いを実感できる人も少ない。
何でなんだろう?人の心が浅くなったってことなのかなぁ。
いや、きっと余裕がないからなんだろうな。時間的にも精神的にも。
余裕がない状態であれもこれも判断していかなきゃいけないから
表面的にしか見られなくて、短絡的な評価になってしまうのか。
「効率」と「人間らしさ」ってのは両立しないんだってことをどうして誰も言わないんだろうね。
にしても。ミロク教がずいぶん注目されちゃってたなぁ。
これからどう使うつもりなんだろう?「誰かがあらわれた」っていうのが気になるね。
宗教もまた、ひとつの「力」だからねぇ。
「ランドックの刻印」グイン・サーガ119
「ランドックの刻印」 グイン・サーガ119
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
今回の話はちょっと「えー(゜ロ゜;)」な感じ。
まぁ確かに、記憶喪失の人が記憶を取り戻したときに
記憶喪失だった時の記憶がなくなっちゃうのはよくあるみたいだけど
記憶を取り戻したって言っていいんだろうかねぇ、これは。
何だかちゃぶ台ひっくり返されたような気分。
まぁでも逆にいるものといらないものがはっきり分かれるのかね、これで。
って言うか「どーすんのよそれ」なところで話が終わってるから
続き読んでみないことにはどうにも言いづらいじゃないよねぇ。
うーんうーん。
おとなしく次を待つか。
「クリスタルの再会」グイン・サーガ118
「クリスタルの再会」 グイン・サーガ118
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
やっとこさタイスを脱出したグイン一行がパロに着いたってわけで
まーあっちもこっちも大騒ぎだねぇwみたいな(笑
「ずーっと待ってた人」もいれば、「ずーっとイヤがってた人」もいるし
「ずーっと悩んでた人」もいて、それがひと区切りついたかなって感じ。
まぁでも実際のところほとんど何も解決してはいないんだけどね。
でも「グインがパロに着いた」ってのはやっぱ大きな区切りなんだろうなぁ。
今回はなんだかいろんな人の話がみっしり詰まってて
読み終わったときはかなりの満腹感(笑
まぁほとんどの人が「喜んでる」から、読んでてすごく気分はいいんだけど
マリウスはなー(苦笑)まぁこればっかりはどうしようもないやねぇ。
んでもってそのせいでヴァレリウスもアレだしなー(笑
しかし、昔はヴァレリウスあんなんじゃなかった気がするんだけどなぁ。
やっぱ宰相とかやらされるようになってからちょっと歪んじゃったのかしら?
昔はマリウスもヴァレリウスも結構好きだったのになぁ。
・・・もしかして アタシ が変ったのか?
んーまぁそうかもしんないな。
何せ読み始めてからもう20年以上経ってるわけだしw
にしてもグインは変わらず、か。
どうなるんだろうねぇ?この後。
「暁の脱出」グイン・サーガ117
「暁の脱出」 グイン・サーガ117
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
ここんとこ「月刊グイン・サーガ」になってますなw
読者としては非常に嬉しいんだけど、栗本さん無理しないでねーとも思うw
しかし久しぶりの大騒ぎだなー(笑
まぁでもこれくらいしないとグインはタイスを出られないよねぇ。
にしても長かったなータイスw
っていうか、あんなところでヴァレリウスが出てくるとわw
まぁでもヴァレリウスくらいじゃないとあの場面は収拾つかないだろうけど。
なんかずるいぞ・・・(笑
ガンダルも死んじゃって、グンドも死んじゃったことになって
今年の闘技会は荒れたねぇ。
でも来年も荒れるんだろうなぁ。
今年の祭りで上のほうの選手がかなりいなくなった気が(汗
それはそれでいいのか、祭りは盛り上がるだろうな。
・・・問題は来年の祭りの話なんて書いてくれるだろうかってことだな(苦笑
ヴァレリウスが来ちゃったってことは、きっとパロまでは一気に行っちゃうんだろうなぁ。
今まで時間かかったぶん余計w
マリウスとブランはどうするんだろうなぁ。
楽しみー♪
「xxxHOLiC」12
xxxHOLiC 12巻
作:CLAMP 講談社
私は「ツバサ・クロニクル」のほうは読んでないから、あっちでどうなってるのかはわからない。
一応あっちを読んでなくても話は追えるようにはなってるらしいんだけど
こんだけ絡まれたら気になるじゃないのよー ヽ(`皿´ )ノ
そうやって売上伸ばそうって魂胆だなっ。その手には引っ掛からないぞっ。
・・・じゃなくて。
『おせん』のときは「なんとなくそんな気が」くらいだったんだけど
こっちは完全に締めに入ってるじゃないよー。
四月一日(わたぬき)が気づいちゃったからには、もう仕方ないのかもしれないけど
でも、こういう方向に転がるとは正直思ってなかったんでちょっとびっくり。
・・・・・・・・・・・・。
なんだか頭ぐるぐるしてきた。さっきから2行書いては消し書いては消しの繰り返し。
まぁ、芽が出てるからって引っ張ったところで早く育つわけじゃないしな。
無理やり言葉にしてしまったら、「思い」はゆがんでしまうから
もう少し育つのを待つことにしよう。
言葉にするのは、それからでも遅くない。
必ず「その時」は来るんだから。
まぁとにかくね、先が読みたくてしょうがないってことよ(笑
しかし、『おせん』も『xxxHOLiC』も終わっちゃったら、淋しくなるわね。
また新しい出逢いもあるんだろうけどさ。
「おせん」14
「おせん」其之十四
きくち正太 イブニングKC 講談社
なんだか久しぶりにいろいろ詰まった1冊になったのかなって感じ。
「雪ぼんぼっこ」の話は、きっときくちさんが好きなんだろうなぁ。
で、たぶん「残したい」って思ってるんだろうなぁみたいな。
『きりきり亭のぶらうん先生』でも、何度かこういう昔話っぽいのやってたしね。
でもねー、個人的には最後のページの「油売ってんじゃないよー あんたー」に
つい「えー燃料屋なのに油売ってないのかい?」ってツッコんでたりして(笑
実はそれも狙ってたんじゃないのかしらんw
「カレーパン」の話は、まぁ夫婦でも、って言うか夫婦だからこそ
言いにくいこともあったりするわよねぇみたいな。
確かにスーパーやコンビニでよく見るファストでジャンクな食べ物かもしれないけど
そもそも揚げ物ってのは何だって揚げたてが一番うまいに決まってるんだ。
揚げたて食うには、てめえで作るしかないやねぇw
あーでも本当においしそうなんだよなー揚げたてのカレーパン。
・・・てめえで作る勇気というか気合いはちょと足りないっぽいんだが(苦笑
相手のことしっかり考えてきちんと作ったものに、ジャンクなんてありゃしないんだ(^−^)
「恋絵巻」&「女将の品格」、うーん、難しいよねぇ。
よーく考えたらみんなそれぞれ看板背負ってる(これから背負おうとしてる)んだもんねぇ。
でも、てめえの看板てめえでこさえなきゃいけないのと、どっちが大変なんだろうね。
看板背負うってのがどういうことかがわかってるから、相手の背負ってる看板も大事にする。
「おもてなし」って、難しいよねぇ。
って言うか、ひとり浮かれてる純さんがちょっと心配。
「儲け口と稼ぎ口」のときの“半値七掛け”みたいなとこだったらどうすんだろう?
・・・そもそも、何で一気に後継ぎ問題なんて出してきたんだ?
もしかしてそろそろ締めに入ろうとしてるのかな?
それともネタが尽きてきたか?料理ものって大変だしね。
まぁもうしばらくは楽しめそうだから、それでよしとしておこうかな。
「闘鬼」グイン・サーガ116
「闘鬼」 グイン・サーガ116
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
・・・あ、115巻の感想書いてなかったのに今気づいた(汗
さすがに今から過去のエントリー追加するのはちょっとなぁ。
これからは気をつけよう。
っていうか、遅れを取り戻そうと焦ってるから抜けが出るんだわな。
まずはそこから何とかせねば。
そんなわけで、116巻「闘鬼」。
とうとう闘技会にグインが出るぞと。
まぁその前にリギアさんの試合もあったりして。
でもってリギアさんレイピアの部で優勝しちゃったりして。
対戦相手がのきなみ「猪」やら「河馬」やら言われてたみたいだけど(苦笑
そもそもレイピアってのは力任せに振り回す武器じゃないんだから
そんなに図体でかくしてもあんまし意味ないんじゃないかと思うのは私だけだろうか?w
それはさておき、グインだよw
やっぱ一度出ちゃったら、とことんやっちゃわないと収まんないよねグインだもん(笑
いやぁでもガンダルもやっぱり「戦う男」だったんだねぇ。
噂話は話半分で聞いてたつもりだったんだけど、さすがにあれだけ大袈裟だと(苦笑
強いからこそ、相手の強さを認められる。それが「本物」ってことなんだよな。
っていうか、グインったらまた「言っちゃった」よ(苦笑
まぁしょうがないかね。それがグインなんだから。
それより、来るとこまで来ちゃったけど、このあとどうするんだろう?
出られるのか?w
「おせん」13巻
「おせん」其之十三
きくち正太 イブニングKC 講談社
今回は髪型とスローフードとおせんちゃんのルーツな話。
ハプニングで髪型変わっちゃったおせんちゃんだけど
あとで12巻読み直してたら、12巻の最後のほうの扉絵が
新しい髪形になってるのに気づいてびっくりw
スローフードの話はおせんの真骨頂みたいな感じだね。
手間隙かけてってのは、やっぱ大事だよねぇ。
・・・なかなか実行までいかないのがちょっと心苦しいけど。
まぁ、私自身が食に対してそれほど執着してないってのがあるわけだが。
にしても、色恋沙汰にはからっきしのおせんちゃんが
何で女を武器にするのだけは上手いのかと思ったら、そういう訳があったのね(笑
普通の娘さんだったら問題かもしれないけど、女将だからいいのかねぇ。
っていうか、だんだんおせんにぶらうん先生が混じってきてる気がする。
いや、真子ちゃんあたりからそんな気はしてたんだけど。
・・・いいのかなぁ?
「紅鶴城の幽霊」グイン・サーガ114
「紅鶴城の幽霊」 グイン・サーガ114
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
映画から帰ってコミック2冊読んで、寝て起きて食事して
そんでもってじっくりグイン・サーガとw
って思ってたら、エライ話になってるー(笑
フロリーってばやらかしちゃったよー(爆
何かもー今回魔が差しまくりだわねフロリーったら。
なーんでまたよりによって一番話がややこしくなるところに行っちゃうかなー。
まぁ、作者の都合なんだろうけど(それを言っちゃ元も子も
どうするつもりなんだろうなーもしかしてタイス潰すつもりなんだろうか?(ぇ
上手くやれば、というか派手にやれば、タイスの街丸ごと消せそうなんだけどw
それじゃーつまんないしなー。
マリウス昔は結構好きだったんだけど、ここんとこ出ずっぱりだし
しかも今の設定が設定なんで、だんだん鼻についてきたというか、ちょっと飽きてきたかも(ぇ
そうか、生活感のない吟遊詩人だった頃が好きだったのか。
今は座長だから、泥臭くも生臭くもなるわな。
それより何よりどうすんだよフロリー(苦笑
いや、一番厄介なのは、まだマリウスか。
タイス出るのは相当先になりそうだなー。