「おせん」14


「おせん」其之十四
きくち正太 イブニングKC 講談社
なんだか久しぶりにいろいろ詰まった1冊になったのかなって感じ。
「雪ぼんぼっこ」の話は、きっときくちさんが好きなんだろうなぁ。
で、たぶん「残したい」って思ってるんだろうなぁみたいな。
『きりきり亭のぶらうん先生』でも、何度かこういう昔話っぽいのやってたしね。
でもねー、個人的には最後のページの「油売ってんじゃないよー あんたー」に
つい「えー燃料屋なのに油売ってないのかい?」ってツッコんでたりして(笑
実はそれも狙ってたんじゃないのかしらんw
「カレーパン」の話は、まぁ夫婦でも、って言うか夫婦だからこそ
言いにくいこともあったりするわよねぇみたいな。
確かにスーパーやコンビニでよく見るファストでジャンクな食べ物かもしれないけど
そもそも揚げ物ってのは何だって揚げたてが一番うまいに決まってるんだ。
揚げたて食うには、てめえで作るしかないやねぇw
あーでも本当においしそうなんだよなー揚げたてのカレーパン。
・・・てめえで作る勇気というか気合いはちょと足りないっぽいんだが(苦笑
相手のことしっかり考えてきちんと作ったものに、ジャンクなんてありゃしないんだ(^−^)
「恋絵巻」&「女将の品格」、うーん、難しいよねぇ。
よーく考えたらみんなそれぞれ看板背負ってる(これから背負おうとしてる)んだもんねぇ。
でも、てめえの看板てめえでこさえなきゃいけないのと、どっちが大変なんだろうね。
看板背負うってのがどういうことかがわかってるから、相手の背負ってる看板も大事にする。
「おもてなし」って、難しいよねぇ。
って言うか、ひとり浮かれてる純さんがちょっと心配。
「儲け口と稼ぎ口」のときの“半値七掛け”みたいなとこだったらどうすんだろう?
・・・そもそも、何で一気に後継ぎ問題なんて出してきたんだ?
もしかしてそろそろ締めに入ろうとしてるのかな?
それともネタが尽きてきたか?料理ものって大変だしね。
まぁもうしばらくは楽しめそうだから、それでよしとしておこうかな。

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