「闘王」グイン・サーガ112

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「闘王」 グイン・サーガ112
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
引越前に買っておいたんだけど、ゆっくり読みたいので保留にしておいたんだな。
荷物届くの待ってる間、他にすることもないので丁度よかったw
お、久しぶりに「定形外」のタイトルだwと思ったんだけど
107巻も定形外だったのね、そういえば(笑
グイン・サーガのタイトルは基本「〇〇の〇〇」って形なんだな。
さすがに漢字2文字のタイトルってなると84巻「劫火」以来4巻目ってことになるけど。
今回も前回の続きでグインがあっちこっち引っ張り出されて試合。
途中逃げようとして失敗したけどうまくごまかせたみたいでまぁよかったのか。
でも、どうしても水神祭りの大会には出ないといけなくなっちゃったみたいだけど。
にしても、どいつもこいつもいい漢(おとこ)だよなぁまったく(笑
こういう真っ直ぐな気性ってのは、非常に心地いいな。
汚いところも暗いところもちゃんとわかってるけど、それでも真っ直ぐに胸張って立ち続ける
それが本当の「強さ」なんだってのを示せる男はそういないからねぇ。
で、何故か私はそういう漢を見ると
「この人に『主(あるじ)』と認められたら幸せだろうなぁ」と思ってしまう。
物心ついた時からある「自分は命令する側の人間だ」という思い。
立場とか身分とかはちゃんとわきまえてるし、実際にトップに立つ為には
「行動力」がちと足りないのはわかってるから、それほどしゃしゃり出ることはしないけど
「説得力がある」とか言われることは結構多かったりする。
そんな私の「主(あるじ)気質」を刺激しまくってくれるわけなのよ、グインったらw
本当にねぇ・・・こんな王になれたら・・・って思ってしまう自分が恐かったりもする(苦笑
まぁ今回は「男っていいなぁ」と思う話だったりしたわけで。
でも自分がそうなりたいとはあんまし思ってないかな。
どっちかって言うと、こういう男をきちんとサポートできる女でありたいなと思う。
あぁでもこういう男って、大抵しょーもない女に引っかかったりしてるんだよなぁ。
・・・グインもそうだし(苦笑
剣と魔法の世界で知り合った人の中で、ただひとり
「この人に『主』と認められたら幸せだろうなぁ」と思ったナイトさんが
今、私のリアルの「夫」だというのは、それはまた別の意味で幸せなことだよなぁ、と思う(笑