「ファサード」14巻
篠原烏堂 新書館
12・13巻と続いてきた「その果てに愛はあるのでしょうか」シリーズがとうとう最終話。
結果がどうなるのかはわかってたけど、そこには確かに「愛」があったんだと思うね、やっぱ。
ファサードがどうしてあんな存在なのかはまだわからないけど
自分が人として、愛より生まれたんだっていうのがわかっただけでも
ファサードにとっては大きな力になったんだろうなと思う。
フィニィがずっと待ってたのは、ファサードが存在していることを認識し続けてたからなのかも。
ファサードが「移動」したとき、フィニィは反応してなかったし。
とすると、フィニィの本体はパラレルワールドまで走査可能だったってことか?
それとも、生体反応の消滅パターンが死とは違うから
死亡したという処理はしてないってことか。
結局謎だったことはたくさんあるし、わかったこともはっきりと「こう」って形ではなかったりするし。
でも、曖昧なものを曖昧なまま表現することがどれだけ難しいかを知ってるから
烏堂さんがんばったなーとつい思ってしまう(苦笑
ところで、ギャレットはいつサングラスを外したんだろう?w
「サングラスを外してるところ」があっても、というか
あったほうが話の流れ的にはよかったんじゃなかろうか?とか思ったりして(^^;
そのシーンを描き忘れたのか、それとも途中でサングラス忘れてそのまま通しちゃったのか・・・
まぁ、最初読んだときには気づかなかったんだけどね(笑
しかし・・・教授、おいしいなぁ(ぇw