「豹頭王の苦悩」 グイン・サーガ122
作:栗本薫 ハヤカワ文庫
うーん・・・いやぁ今回はどうにもこうにも重すぎる話だねぇ。
私もあの思いはわからなくもない。さすがにあそこまで暗く深くはないけれど
それでも「周りの人から自分の存在を否定される/無視される」経験はあったから。
あれは、やられたことがなければわからないだろうなぁ。想像することはできないだろうなぁ。
ハゾスは・・・やっぱりお坊ちゃんなんだねぇ。それが悪いとは思わないけど。
にしても・・・グインはどうしてあそこまでニブイんだろうなぁ。
ていうかね、そもそもあの世界に送られた理由も
やっぱりニブかったから、なんじゃないかって気がしてきたよ。
確かアウラ・・・妻だったはず。グインの。
この先シルヴィアがどうなるのかがすごく気になる。
殺さないのなら、せめて生きていくための力をあげて欲しいと思ってしまう。
恨みでも憎しみでも何でもいいから。
何もかも失って手放して、死ぬまで放置されるなんてあまりにも可哀想だ・・・。
「豹頭王の苦悩」グイン・サーガ122
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